TOEIC講師になるには|仕事の見つけ方/内容/給与/資格について

TOEIC講師になるには

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TOEIC講師になるためには、2つの選択肢があります。

1つ目は

「TOEIC指導の研修を行っている機関に登録し、給与をもらいながら研修を受ける」

これがもっとも確実に、TOEIC講師になるための方法です。
ただし機関に登録するためには、TOEIC900点以上が必要なことが多く、現在のTOEIC点数が足りない場合は、2つめの選択肢として、

「まず個人レッスンでTOEIC講師になる」

という方法を選ぶことになります。

以下に、2つの選択肢について、必要な応募条件・資格、仕事内容、給与・収入 についてそれぞれ見ていきます。

→ 現在募集中のTOEIC講師求人情報はこちら

TOEIC高得点保持者であれば、TOEIC指導の研修を行っている機関に登録するのが早道

TOEIC講師になるためにもっとも手っ取り早い方法は、TOEIC研修やTOEICクラスを行っている機関・スクールに登録することです。

TOEIC研修やTOEICクラスを開催している機関やスクールは、すでに独自の指導メソッドがあるため、登録後はまずTOEIC指導の研修を受けることができます

TOEICを教えるには、生徒のレベルごとに必要なテクニックや指導法が異なるため、そういった機関・スクールが実施しているTOEIC指導研修を受ければ、教え方のスキルは自動的に習得できます。
しかも、給料を得ながら、です。

当サイトでは、頻繁にTOEIC研修機関からの講師募集案内を配信しています。
企業が講師を募集しているタイミングを逃さず、TOEIC講師としてキャリアをスタートさせるために、下記の「英語講師のための求人情報メルマガ」にご登録をいただくことをオススメいたします。(完全無料。TOEIC講師としてのスキルアップ情報も同時配信)

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TOEIC研修期間に登録するための応募条件と資格

TOEIC指導は、講師自身がTOEIC高得点を持っていることが必須条件です。
上記のようなTOEIC研修を行っている機関・スクールの講師応募条件を見てみますと、以下のような条件があげられます。

必要なTOEICスコア

TOEIC 900点以上もしくは英検1級、またはTOEFL iBT 100点以上、またはそれに準ずる各種試験スコア
(まれに、TOEIC 800点、英検準1級でもOKな求人案件もあります)
(過去3年以内など、スコア取得の期限が設けられている場合がありますので、過去に受験された方は最新のスコアを保持することをオススメいたします。)

TOEICスコア以外の優遇条件

TOEICスコアだけではなく、各社それぞれに採用の優遇条件があります。
以下にあてはまる場合は、採用が優遇されることが多いようです。

・企業、高校、大学、語学学校など教育機関にて英語指導経験がある(2年以上推奨)
・授業や打ち合わせなどで顧客先に訪問できる
・TOEICを今後も受験し続け、指導に活かす意思がある
・熱意を持って英語指導にのぞめる

過去にTOEICまたは英会話、ビジネス英語などの指導経験がある方は優遇されます。
ですが、経験がなくとも熱意やスキルアップの意思があり、真摯な対応ができる講師であれば、採用の道は開かれています。

すでに十分なTOEICスコアを持っている方は、応募にチャレンジしてみてください。

TOEIC研修機関でのTOEIC講師の仕事内容と主な活動時間帯

企業向けのTOEIC研修は、就業時間内(日中)か、終業後(夕方以降)に行われます。
もっとも多い研修時間帯は18:00~22:00の間で、次に9:00~17:30の間のいずれかの時間帯が多くなります。

1コマ90分~120分、1クラス5名~15名程度。

研修はタームごとになり、1タームは4週間~20週間ほどですので、TOEIC講師として派遣してもらうためには、その期間はずっと勤務できることが条件になります。

春(4月)秋(9月)冬(1月)などのタイミングで講座がスタートすることが多く、講師の募集は、その1~2ヶ月前に増えますので、当サイトの求人メルマガを購読し、応募のタイミングを逃さないようにご注意ください。

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仕事内容

各機関それぞれに、TOEICコースの内容を設定し、企業や大学へ販売していますので、コース内容は各機関で異なりますが、ある機関のコースの一例をご紹介します。

<講座の種類>
●TOEIC対策講座(470点・600点・730点対策)
●初級英会話講座(TOEIC300点前後レベル)
●中級・ビジネス英会話講座(TOEIC550点前後レベル)
●上級英会話(TOEIC750点前後レベル)

TOEIC対策クラスだけではなく、英会話やビジネス英語講座も担当できると講師としての幅が広がります。

指導内容は、研修である程度決まった内容を指示されますので、それに従います。
主に講師が前に登壇して説明する講義形式の授業です。
その他、クラス前後の生徒フォロー(生徒からの質問対応や生徒の進捗状況報告)があります。

ターム終了後、企業や大学から研修機関に評価が渡り、契約の継続が行われる場合もあります。

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TOEIC研修機関でのTOEIC講師の給与・収入

TOEIC研修機関で講師を務める場合、多くは「業務委託契約」「契約講師」など、業務発生ベースでの契約になります。
そのため、給与は時間給で支払われることが多いです。

TOEIC講師時給は、3,000円~5,000円程度。
平均時給は、約3,800円です。

交通費は別途支給。
また、研修や打ち合わせの費用は、時給が低くなりますが別途支払われることが多いようです。

まれに、TOEIC専門スクールなどの求人では、正社員を募集しています。
正社員の給与は、30万円前後。
経験により給与アップが見込まれます。

上記のように、TOEIC講師になるためには、企業が実施するTOEIC指導研修を受けるのが、給料を得ながら最も早くTOEIC講師としてのキャリアをスタートできる方法になります。

TOEICスコアが十分にあり、活動時間帯もマッチしている方は、TOEIC研修期間が講師を募集しているタイミングで一度応募をしてみてください。

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TOEIC点数が基準値に満たない場合は、まず個人レッスンで指導をはじめる

TOEICの点数が900点に満たない、または、応募や面接時に不採用になってしまった、という場合は、2つめの選択肢として、個人レッスンでTOEIC指導をスタートさせる方法があります。

個人レッスンの場合は、上記のような厳しい応募条件(TOEIC900点以上や過去の指導経験など)はそこまで課されず、比較的ハードルが低いため、TOEIC講師になりたい方は、まず個人レッスンでの指導をはじめてみましょう。

個人レッスンでTOEIC講師としてのキャリアをはじめる利点は、

  • (1)1対1なので、生徒のレベルにあわせてじっくりTOEIC指導スキルを高められる
  • (2)指導をすることで自分自身もTOEICにますます精通し、TOEICスコアをアップできる
  • (3)TOEIC指導の経験が得られるので、上記のTOEIC研修期間に応募の際も、過去の指導経験として加味してもらえる

ことがあげられます。

個人でTOEIC指導をする際に参考となる書籍やレッスン内容、レッスンで気をつける点については、このページで後述、または当サイトの他のコラムに掲載しておりますので、ご参考ください。

個人でTOEIC講師になるための2つの方法

個人でTOEIC講師になる場合、現在は2つの方法が主流です。

対面でマンツーマンレッスンができる機関に登録する

カフェや自宅で英語レッスンをしている風景をみかけたことはありませんか?
知り合いレベルで生徒を募集している方もいますが、多くの方は、マンツーマン英会話講師として機関に登録し、紹介された生徒とのマンツーマンレッスンを行っています。

生徒のニーズは、TOEICだけではなく、英会話やビジネス英語も含まれますが、希望のエリアや時間帯で登録をすることができるので、現在、会社員で時間が限られている方や主婦の方でも、少ないレッスンコマ数から講師デビューができます。

当サイトを運営しております「日本人講師のマンツーマン英会話ビギン」でも、マンツーマン英会話・TOEIC講師を大募集しておりますので、詳しくは募集ページをご覧ください。

日本人講師のマンツーマン英会話 講師募集要項

オンラインTOEICサービス機関に登録する

近年、オンラインの英会話・TOEICサービスが増えてきています。
実際にオンラインでTOEICを教えるサービスもありますが、近年特に増えているのは「コーチング型」とよばれ、実際にTOEICを教えるのではなく、生徒が各自学んでいることに対し、Lineやメールでフォローしたり、定期的に学習内容を確認したり、といった「コーチング」的な役割を担う仕事です。

オンラインのTOEICコーチングでどのようなことをやるのか?ある案件で掲載されていた仕事内容をご紹介します。

<電話・チャットでの学習コーチング>
アプリ内のチャットと音声通話で、学習者のコーチングをしていただきます。
◎生徒からの学習報告のチェック&コメント
◎生徒に合わせた学習プランの作成と配信
◎音声通話での学習目標&課題の聴き取り

こちらの会社では研修がありますので、上記の内容に関してもある程度のマニュアルがあるものと思われます。

個人レッスンの主な活動時間帯と給与・収入

個人レッスンでは、自分の都合のよい時間帯を指定し、その時間帯で希望の生徒がいればレッスンを行うことができます。

ただし、TOEICスコアを伸ばしたい生徒はビジネスパーソンであることが多いため、平日夜または週末のニーズが高くなります。

個人レッスンの給与・収入

対面レッスンでは、時給2,000円~3,000円程度。
オンラインレッスンでは、時給1,500円~2,500円程度が相場
です。
オンラインの場合は、1コマ25分の設定が多いため、上記の時給を得られるのは2コマ連続でレッスンが入った場合です。

対面・オンラインいずれの場合も、レッスン時間に融通が利く分、収入も発生ベースになるので、一定額の収入を希望する場合はあらかじめ注意が必要です。

TOEIC講師になるためのオススメ書籍

最後に、TOEIC講師になりたい方に参考となるであろう書籍情報をご案内します。

TOEICの解き方テクニックや模試などが載っている本

TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

→スコアがあがりやすい順に学べる11日間のプログラム。さらに48の解答技術も掲載。生徒に教える際も参考となる解法テクニックばかりなので、TOEIC講師になるためにもこの1冊を読んでおくと安心。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

→TOEICの開発元の団体が発行している公式模試が2回分(計400問)掲載。
リスニング音声も本番と同じ公式スピーカーが担当しているとのことで、この1冊を何度も解けばそれなりの力につながる。
生徒のレベルが低いうちは、この問題集を各パートごとに切り分け、導入していくと良い。

TOEIC対策用の英語力をあげるためにオススメの本

TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー

→旧TOEIC対象の本ではあるが、こちらもTOEIC開発団体の公式ボキャブラリー本で、実際のTOEICテスト公式問題の会話や文から単語やフレーズを学習できるようになっているので、直球の対策として無駄がない。

はじめての新TOEICテストトレーニング

→こちらも旧形式対応の本ではあるが、英語の基礎力(単語・リスニング・文法)を総合的にレベルアップできるようなトレーニングが組まれている。TOEIC対策にとどまらず、一般的な英語力をあげたい生徒にも向いている本。

TOEIC講師になるために・・まとめ

TOEIC講師になるには、まず自身のTOEICスコアアップが不可欠です。
スコアに足りない方は、まず900点以上のスコアを目指しましょう。
スコアが足りている方は、研修機関への登録で講師としてのキャリアをスタートさせるか、または、時間的に難しい場合は、対面やオンラインでご自身の都合のつく時間から生徒を獲得し、TOEIC指導の経験を積まれることをオススメいたします。

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