発音指導の4ステップ
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こんにちは。
英会話ビギン 英会話講師のNaomiです。
きれいな発音で英語を話したい。
とおっしゃる生徒さんは少なくありません。
Janglish という言葉を聞いたことがあります。
一般的な日本人が話す英語が
Japanese+English=Janglish らしいです。
日本語のアクセントが強い、ということなのでしょうかね。
では、この Janglish から脱出するためにはどうすればよいのでしょうか?
全ての発音をネイティブのようにするのには時間がかかりますし、
いくら練習しても出来ない場合もあります。
そこで、とりあえず日本人が苦手な発音、
または日本語にはない英語の発音からマスターしてもらうようにします。
例えば[r]と[l]の違いです。
日本語のラリルレロはra,ri,ru,re,ro ともla,li,lu,le,lo とも違います。
有名な例えですが、カタカナでライスと表記すると英語の
rice か lice なのかわかりませんよね。
これら2つの単語の意味は全く違いますから注意しなければなりません。
習得方法にはいろいろあると思いますが、
以下のような練習はとても有効です。
(1)まず、講師が正しい発音をして生徒さんにも発音してもらう。
この時、ある程度できていれば、あまりくどくど説明せず少しだけ
直して実践してもらう。
(2)上手にできない生徒さんには、
わかりやすいように日本語で音の出し方を説明する。
[r]は舌を丸める、巻き舌の感じで。と言っても
実際にカメレオンのように舌を巻ける人はいないので、
舌の付け根に力を入れて舌の先端を思い切り持ち上げるように・・・
[l]は舌の先を上の歯と歯茎の境目にあてて・・・
など、講師が実際にやっているように説明する。
(3)[f]や[v]など目で見てすぐにわかるものは、
鏡を持参してもらい一緒に見ながら発音する。
(4)正しい発音ができるようになったら、チャートを作って練習する。
rice—-lice
right—light
crime—clime
など、[r]と[l]を対比しながら違いを明確にさせて練習、
あるいはゲーム形式にして楽しみながらしてみると、意外に盛り上がります。
日本人が苦手とする発音は、
r、l、f、v、th、s、sh、aとeの中間の音などたくさんありますが
最初はあまり欲張らず、これらがきれいに発音できればカッコ良く聞こえるはずです。
生徒さんには「ネイティブのように完璧にするのではなく、
以前の発音より英語っぽくする」という目標を持っていただくのが
良いかもしれませんね。
about me: Naomi先生
大手英会話スクール、中堅英会話スクール、プライベート、小学校での指導を含め
計21年の英会話講師経験がある。
現在、マンツーマン英会話ビギンにて、ゲームやアクティビティを使った楽しくわかりやすいレッスンが好評。