スピーキングを伸ばす●●指導法
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こんにちは。英会話ビギン 英会話講師のユキコです。
フリートークで生徒さんがうまく話せない時、
予め話す事を考えてきてもらうことがありますね。
そんな時生徒さんが文章を考えてくることはありますか?
或いは生徒さんの日記を題材にフリートークをしていますか?
ここで、要注意‼
文章を予め考えてくることにはデメリットがあります。
書いてきた日記を題材にフリートークをする時も、
日記を見ずに話してもらった方が良いです。
■法則■
文章を作る= 文法事項の復習に効果的だが、会話力向上には繋がらない
その心は、、、
会話力とは話し相手とのやり取りの中で伸びていくものなので、
事前に書いた文章を見ながら話すことに、
デメリットはあってもメリットはありません。
生徒さんは自分の書いた文を’読んでいる’のであって、’話し’てはいません。
自分の書いたことに縛られてやりとりがうまくいかなくなることがしばしば起こります。
従って、文章作る作業は、本当に初歩の生徒さんが
単文(主語と動詞が一組の文)を作る練習をする時や、
ある特定の文法を使う練習をする時に限定しましょう。
フリートークで話せない生徒さんへの効果的な指導ポイント
1. 文章ではなく、キーワードを考えてきてもらう。
2. テキストにあるトピックについて話す、
あるいは同じトピックについて講師が先に話すなどして、模範となるような例を示す。
この時、便利な文法や単語・表現をいくつか提示するとよい。
例)トピック: Best vacationについて話す。
1. キーワード= 天気、行った場所、 やったこと、 自分が感じたこと、
誰と行ったか、食べ物はどうだったか、 についてのキーワードを考えてきてもらう。
2. 講師は自分のBest vacationについて話す。
この時、great weather, windy, humid, went sightseeing, exciting,
‘ I had a great time.’, spicy food, exotic,
レベルによって、
I spent a lot of time shopping (動詞ing)、had a beautiful view などの
応用できそうな表現をヒントとして提示する。
レッスンでは、生徒さんにキーワードを見ながら話してもらい、
講師は適当なフォローアップクエスチョンをして話を広げます。
また、生徒さんの表現を適宜リフレーズしながら講師はノートをとり、
フリートーク後、繰り返された間違いの訂正、
またより良い表現の提示をすると良いです。
ここでのポイントは、
‘ トーク中に間違いを指摘しない’
ことです。トークの流れを止めずに話をさせることが
英会話の楽しさを実感してもらって流暢性を高めることにつながっていきます。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。