リスニング練習の前に行うと効果的な「3つのエクササイズ」
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こんにちは。英会話ビギンのユキコです。
本日は、リスニングとリーディング指導法のポイントについて
おさらいしたいと思います。
この2つのスキルはいわゆる【receptive skill】
すなわち受動的スキルで、それ自体は受け身なスキルです。
なので、その指導をする時は
常に生徒さんの意識をアクティヴにすることを心がけます。
どのようにしたら、アクティヴにできるでしょうか?
それは、Background knowledge (背景的知識)を十分に構築してから
リスニング、リーディングの作業に入ることにより可能となります。
以下に具体的なBackground knowledge構築の例を挙げます。
1. リスニング、リーディング箇所の挿絵、写真などについてdiscussionする。
絵、写真を観察し、写っているもの、描かれているもの、それがどんな様子か、
何をしているところか、を想像してもらう。
2. タイトルを見て、どのような内容が話されるか、あるいは書かれているかを予想する。
3. タイトルに関連することで生徒さんがすでに知っていることについて話し合う。
たとえば、My neighborhoodがトピックの場合。
1. 写真などを見て、都心か郊外か、などその場所について話す。
2. タイトルを見て内容を推測。
例:その地域にあるものがテーマなのか、
あるいは安全性などがテーマなのか、いろいろと推測する。
3. 生徒さんの住んでいる地域について2で話したことに関して話し合う。
といったような手順となります。
そして、教材のレベルが生徒さんのレベルより高めの場合には
この段階で理解の手助けとなるような語彙の確認をしても良いでしょう。
ただ、わからない単語は文脈から推測する、というのも大切な学習のプロセスとなりますので、
どの程度事前に教えておくかは、
どのくらい教材のレベルが生徒さんの実際のレベルを上回っているかにより
適宜判断することが重要となります。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。