講師の一工夫でフリートークがこんなに変わる!
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こんにちは。英会話ビギンのユキコです。
英会話初心者のレッスンにおいてフリートークの位置づけとはどういうものしょう。
最もシンプルな主語+動詞 といった単文を作ることすらままならないレベルでは、
いきなりフリートークを盛り込むことは難しいでしょう。
しかしそれでも尚且つ生徒さんはテキストの模範例文ではなく、
自分のいいたいこと、自分と関連の深いことを話したい、と常に感じています。
そこで、どのような練習をしていても常に生徒さんに関連づけるように心がけるのが大事です。
Do you like fruit?
こういった好き嫌いを尋ねる練習でも
Yes, I do.
という答えで終わらせず、
What kind of fruit do you like?
How often do you eat them?
といった質問を続けます。
それが扱っているテキストのレベルを超えるものでも敢えてトライしてみましょう。
こうした質問に答えるのが難しい場合は、
What kind of fruit do you like?
Oranges? Strawberries? Bananas?
How often do you eat them?
Everyday? Every morning?
という風に、答えのオプションを最初に与えてあげると、
‘分からない’ ‘できない’ と思われることなく、
且つ、適切な答え方(好き嫌いについて話す時は複数形を使うなど)を示しながら
テキスト練習もフリートークの要素を取り入れつつ行うことができます。
そして、どんなに英語に苦手感を持っている方でも、
2ヶ月から3ヶ月もすると少しずつ単文が作れるようになってきます。
そうしたら是非レッスンの冒頭にフリートークを導入していきましょう。
■ポイント
1. 講師の方でその都度フリートークで出てきた表現を記録、
できる限り次のレッスンで使うようにフリートークを誘導していく。
例えば、生徒さんが主婦の方で家事についての表現(do the laundry, vacuum the floorなど)に触れた場合、
次の回のレッスンで Did you vacuum the floor this morning? といった質問をしてみます。
この時、まだ過去形の練習をしていない場合は時制の不正確さは敢えて触れないようにします。
2. 生徒さんの興味にあったトピックを選ぶ。
例えば、生徒さんが映画好きだったら、
Did you see (最新の話題になっている映画のタイトル)?
買い物が好きなら、Did you go to the bargain sale in Shibuya? と言った具合です。
3. What did you do last weekend? と言ったwhーquestionではなく、
生徒さんのライフスタイルを踏まえた上で、
Did you work last weekend? Did you study for the test? といった
yes-no questionや、前回のレッスンでのフリートークと繋がりをもたせて、
Did you enjoy the movie?といった質問をするように心掛けます。
いずれにせよ、フリートークの記録をとっておくことが大切です。
一回一回のフリートークに繋がりをもたせられますし、
一度使った表現の効率的なリサイクル(何度も使う)も可能になるからです。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。