初心者指導に大切なことは「情報の取捨選択」
メール登録すると、新着の英会話講師や英語を教える仕事の求人情報をいち早く受信できます
こんにちは。
英会話ビギンのユキコです。
True beginnerの生徒さんにとって、知識の整理はとても大切なことです。
True beginner の生徒さんの多くは中学で英語を習った経験があっても、知識がごちゃごちゃでそれが全く話せないことの原因になっています。
Be動詞と一般動詞の違いなど、基本的なことが全く混乱していることが多く見受けられるのです。
こうした生徒さんにとって、知識の整理をしていくことはとても大事です。
その過程で一つ重要なポイントは、情報をたくさん与え過ぎない、というのがあります。
たとえば、
「I like…の後はto 不定詞でも動名詞でもどちらでも良い」のですが、だからといって、
「I like to play tennis. でも I like playing tennis. でも、どちらでもよいのですよ、」
と言ってしまうと、その時はふーん、と納得したようでも、いざ、使う段になって、どっちだろう、という考えがよぎって、しゃべれなくなってしまうことが多々あります。
このような時は、テキストでどちらの形が使われているかを確認して、その使われている方を選択して、I like..の後は________の形が来ます、と断言してしまうと良いです。
その形‘しか’来ない、とは言っていないので、不正確ということもありません。
どちらでもよい、ということに関しては、生徒さんの方から質問があった時に初めて説明すると良いでしょう。
‘質問をする’ということは、生徒さんの方で、そこまでの情報を受け入れる準備ができた、ということを示しているからです。
肝要なことは、講師の仕事は、すべての正しい知識を与えることではなく、ましてや、講師がどれだけの知識を持っているかを主張することでもなく、生徒さんが少しでも話せるようにしてあげることだ、ということです。
True beginnerの方が話せるためには、少なくても良いから、知識を活用しやすいように整理整頓して差し上げ、‘使える’状態にすることが重要なのです。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。