教材のプロが選ぶ!大人向けリスニング指導テキストおすすめ3選

教材のプロが選ぶ!大人向けリスニング指導テキストおすすめ3選

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リスニングは苦手意識が強い生徒さまも多く、「聞き取れるようになりたい」という要望も多いですよね。
ですがリスニング指導と一口にいっても、「スピーキングを重視したい生徒さま」「リスニングに集中して強化したい生徒さま」「TOEICなどのスコアアップも狙いたい生徒さま」では、アプローチも異なります。

今回は、英語テキスト販売や講師向けセミナーを開催している「株式会社ネリーズ」の寺岡さまに、それぞれの生徒さまにあわせたおすすめのリスニングテキスト3冊をご紹介いただきました。

会話重視の生徒向け!リスニングだけでなくコミュニケーションにも視点を置いた「Top-up listening」

「会話をメインにやりたいけど、リスニングの弱さが弱点。」

このような大人の生徒さまにオススメなのが、ABAX社から出ている「Top-up listening」。
まずはこちらのページから教材サンプルが確認できますので、ご覧になってみてください。

http://abax.co.jp/product.php?id=5&catid=8

この教材の特徴は、英語を文章で読んだときに生じる「リンキング(音のつながり)」や「音の消失」「音の同化」など英語特有の音声構造をユニットごとに盛り込んでいること。

これらは、リスニング力をあげるだけではなく、日本人が陥りやすいカタカナ読みやブツブツ途切れ読みなどの聞きづらさをなくし、相手に伝わりやすいスピーキング力アップにも直結します。

また、このテキストでは、ただ単に相手の言葉をlisteningするだけではなく、相手の言葉を聞き取った後に要約する、内容を尋ねるなど、Active listeningできるようなエクササイズが豊富に含まれているのも特徴です。

『聞く力をつける=コミュニケーション力強化につながる』と実感できる1冊です。
リスニングのテキストというと、聞く練習だけで終わってしまい受動的なものが多いのですが、この本にはコミュニケーションにつながるエクササイズがたくさんあります。
テキストにのっている発音のルールを伝え、リスニング力をあげながらスピーキングの練習もできるので、生徒さまに英語を話す自信もつけてもらえる1冊です。(ネリーズ 寺岡さま)

「Top-up listening」3つのレベル

テキストには3つのレベルがあります。

Level 1: CEFR A1
Level 2: CEFR A2
Level 3: CEFR B1

(CEFR A1: TOEIC 120-
CEFR A2: TOEIC 225-
CEFR B1: TOEIC 550- )

「Top-up listening」販売ページ

https://nellies-bs.com/shop/g/g2100800000045/

*音声CD付き。audioファイルはABAX教材紹介ページからダウンロードできます。
*講師向け指導ガイドはパスワード入力のうえ、指定ページからダウンロード可能。パスワードは、ABAX社に電話またはメール、問い合わせフォームなどでお問い合わせください。

リスニングを深く勉強したい生徒におすすめ。「Developing Listening skills」

リスニングに興味を持ち、より深くリスニングについて学びたい、リスニング力を集中して強化したい、という生徒さまにオススメなのが、Compass Publishing社から出ている「Developing Listening skills」。

こちらもサンプルページがありますので、まずはこちらをご覧ください。

http://contents.successtesting.net/ebook/preview/Developing%20Listening%203e_1/mobile/index.html#p=8

サンプルを見て最初に抱いた印象は「ビジネスパーソンに受けそう」ということ。
他の2冊よりも、社会人ビジネスパーソン向けの1冊であると感じます。

内容についても、ビジネス・日常生活・エンターテイメントなど、TOEICテストで取り上げられるトピックをベースに作られているそうです。

また、各ユニットにはListening力だけではなくReading, Speaking, Writing力が磨けるエクササイズが含まれており、半ページごとにエクササイズが完結しているのでとても使いやすい印象です。

半ページごとにユニットが作られているテキストは珍しいです。このテキストは、レッスンの基本の流れである、Warm Up→Work Up→Wrap Upできるように構成されていることと、半ページごとにエクササイズが異なるため、生徒さまへの指示が出しやすいテキストです。(ネリーズ 寺岡さま)

例えば、レッスンの最初10分や終わりの10分など、ちょっとした時間を使って導入するにはちょうど良い分量の構成かもしれませんね。

このテキストでは、リスニングとはどういうものかが詳細に説明されています。きちんと理解してからリスニングを実践したい、と思う生徒さまには、リスニングについて重点的に学べるのでおすすめのテキストです。(ネリーズ 寺岡さま)

「Developing Listening skills」3つのレベル

テキストには3つのレベルがあります。

Level 1: CEFR A2
Level 2: CEFR A2-B1
Level 3: CEFR B1

(CEFR A1: TOEIC 120-
CEFR A2: TOEIC 225-
CEFR B1: TOEIC 550- )

「Developing Listening skills」販売ページ

https://nellies-bs.com/shop/g/g2131000000735/

資格試験対策も同時に行いたい生徒向け!「Tactics for listening」

Oxford社から出版されているリスニング指導テキストで、日本国内の高校・大学のクラスやランゲージラボ(LL教室)で多く採用されています。

教材見本はこちらからご覧いただけます。

https://elt.oup.com/mediaplayernew/index.html?data=/promotional/media_items/global/tactics_for_listening_3E_basic&cc=jp&selLanguage=ja&mode=hub

印象としては、学生向けに寄った作りであると感じますが、資格試験を意識した作りにもなっているそうです。
ディクテーションのアクティビティもあるとのことで、レッスンや宿題にディクテーションを取り入れたい先生にもおすすめです。

人気の理由をお伺いしたところ、

1つのユニットに3つぐらいリスニングの問題が収録されており、後ろに進むごとに難易度が上がるため1回のレッスンで学習者も達成感を感じらます。
4ユニット毎に”Tactics for Testing”というテスト問題が入っており、資格試験を解くかのように緊張感を持って学習を進められます。(ネリーズ 寺岡さま)

とのことでした。

ただ単に英会話を学ぶより、資格試験の点数も求められおり、資格試験対策としてリスニングと英会話ができるようになりたい、という生徒さまにおすすめです。(ネリーズ 寺岡さま)

「Tactics for listening」3つのレベル

テキストには3つのレベルがあります。

Basic: CEFR A1
Developing: CEFR A2
Expanding: CEFR B1

(CEFR A1: TOEIC 120-
CEFR A2: TOEIC 225-
CEFR B1: TOEIC 550- )

*Student Audio Download Centerでは、Student Bookの主要な音声がMP3形式でダウンロード可能です。

「Tactics for listening」販売ページ

https://nellies-bs.com/shop/g/g2100100000254/

テキストを実際にご覧になりたい方、詳しい使い方を知りたい方はネリーズさまへ

数あるテキストの中から、リスニングに焦点をおいたおすすめテキスト3冊をご紹介いただきました。
今回プロの視点でアドバイスをくださった株式会社ネリーズさまは、幅広いテキストをオンラインで購入できるオンラインショップを運営されています。

また、東京・飯田橋にブックストアもあり、今回ご紹介の3冊を含め、実際のテキストの中身を手にとってご覧いただいたり、テキスト選びや使い方について、スタッフの方に相談したりアドバイスをもらうことができます。

先生や教育関係者さまを対象に、夏と秋の年に2回、セミナーや教材展示などの「ELTソリューションセミナー」というイベントがあるそうです。
英語指導法をテーマにしたたくさんのワークショップに無料で参加できたり、各出版社の担当からテキストについての詳しい話を聞くことができたり、と、指導スキルアップとテキストリサーチのためには最適なイベントなのでこちらも要チェックです。

今回ご紹介のテキストについて気になった方は是非、ネリーズさまにお問い合わせをしてみてくださいね。

株式会社ネリーズさま : https://www.nellies.jp/

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