英語の総合力アップに効果絶大!最強の音読指導法のすすめ

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英語力アップのために必須である、単語・熟語力、リスニング力、表現力、そして流暢性。「音読学習」はこれらの多角的な英語力を確実に、そして効率的に習得できる最強の学習方法です。この記事では、音読学習の具体的指導法をご紹介します。
音読学習に必要なもの
まず、用意するものは、音源付きのテキストです。見開き半ページくらいのあまり長すぎないものの方が集中的に学習できるので効果的です。例えばNHKのラジオ英語学習用の教材や、それに準じたものが使いやすいでしょう。生徒が音読学
習のコツをつかんできたら、それ以外のテキストも応用して使えるようになります。音読学習のコツをつかむまでは、見開き半ページくらいのボリュームの教材を使用してください。
それからノートとペンも準備していただきましょう。これは後々苦手だった部分を重点的に学習するのに使用します。
また、音源を再生できるものも合わせてご準備ください。
音読学習の指導法~全体の流れ
それではまず、音読学習指導のおおまかな流れを紹介します。
(1)音源を聞く(本文を見ないで)
(2)再度音源を聞く(本文を見ないで)
(3)音源を聴きながら英語の本文を目で追っていく
(4)日本語訳を見ながら音源を聴く
(5)英語の本文を音読する
(6)音源の後にリピートする
(7)英語の本文を音読する
(8)英語の本文を3回~5回、速読で音読する
(9)速読の音読の時につまずいたところ、まだ頭に入っていないと感じる文章を数文ピックアップし、書き殴りでいいので声に出しながらその文章を高速で3回~5回程度書く。
(10)再度、音源を本文を見ないで聞き、最初に聞いたときと比べてどれぐらい聞こえるようになっているかを確認する。
音読学習の指導法~具体的なステップ
全体の流れを把握したところで、具体的な指導内容について説明します。
1. 音源を聞く(本文を見ないで)
生徒自身がどれくらい理解ができているか確認しながら聞くよう指示してください。聞き取れないところがあっても全体的な流れから内容をつかめるように心がけるよう、促しましょう。
2. 再度音源を聴く(本文を見ないで)
1回目で聞き取れなかった部分を確認するように、聞いてもらいます。
3. 音源を聴きながら英語の本文を目で追っていく
知らなかった単語や聞き取れなかった部分の発音を確認してもらいます。
4. 日本語訳を見ながら音源を聴く
(1)や(2)で生徒の理解がどれだけ正しかったか確認しながら、聞いてもらいます。
5. 英語の本文を音読する
英文の音読です。ここでは、まだすらすら言えない文章があっても構いません。できる範囲内で、はっきりと発音することを心がけてもらいましょう。
6. 音源の後にリピートする
発音、イントネーションなどできるだけ音源をそのまま再現することを心がけて、リピートしてもらいます。
7. 英語の本文を音読する
(7)で確認した発音やイントネーションを意識して音読してもらいます。これまで何度か音読を繰り返してきているので、少し本文に慣れてくる頃です。できれば気持ちや感情を込めて、まるで自身のの考えを述べているかのように音読していただきます。そうすることによって、内容が脳により深くインプットされます。
(8)英語の本文を3回~5回、速読で音読する
ここでは、発音やイントネーションの細かいところは意識しすぎず、とにかく高速で読むと言うことに目的を置いて音読します。音源よりも速い速度で読んでいただいて、もちろん構いません。
(9)速読の音読の時につまずいたところ、まだ頭に入っていないと感じる文章を数文ピックアップ
つまずいたところを書き殴りでいいのでピックアップし、声に出しながらその分を高速で3回~5回程度書きます。これは、生徒が苦手なところもしっかりと理解し、記憶に定着させるために行うエクササイズです。音読をするという行為と、書くという異なる行為を同時に行うことによって、より深く理解し頭にインプットすることができます。文字をきれいに書く必要は全くありません。ここで覚えられなかった単語や表現なども、記憶に入っていくでしょう。
10. 再度、音源を本文を見ないで聞き、最初と比べてどれぐらい聞こえるようになっているかを確認する
最後に、今まで行ってきたエクササイズの効果を確認します。最初に聞いた時と比べて、どれだけ聞き取れるようになっているか、理解できるようになっているか、実感していただきます。ほとんどの方が、最初よりも聞き取れるようになっているどころか、音源の速度が最初よりも遅く感じるようになっているのではないでしょうか。
以上が、音読学習指導の方法です。学習時間は、テキストのボリュームにもよりますが、おおよそ30分から50分程度です。もし生徒が短時間での学習を希望する場合は、ショートバージョンでの学習方法もあります。次はそのショートバージョンでの学習方法をご紹介します。
音読学習の指導法~ショートバージョン
(1) 音源を聞く(本文を見ないで)
(2) 音源を聴きながら英語の本文を目で追っていく
(3) 日本語訳を黙読する
(4) 音源の後にリピートする
(5) 英語の本文を音読する
(6) 英語の本文を3回、速読で音読する
(7)再度、音源を本文を見ないで聞き、最初と比べてどれぐらい聞こえるようになっているかを確認する。
以上がショートバージョンの大まかな流れです。最初にご紹介したものとの違いは、
・1番最初に、本文を見ないで音源を聞くのが一回。
・日本語訳を確認する時に、英語の音源を聞かない。
・速読の音読を3回に限っている。
・音読しながら文章をノートに書くエクササイズをのぞいている。
というところです。生徒に時間がある場合は、最初の方法で指導するのが良いですが、ショートバージョンでも効果は絶大ですので、生徒が継続しやすい方を選択してください。ある時はショートバージョンで、そして時間に余裕のあるときは最初の方法で、というように臨機応変に選んでいただいても結構です。
音読学習の指導法~超ショートバージョン
超初心者の生徒で、まだ英語にあまり慣れていない方のためには、以下に紹介する超ショートバージョンでの指導も試してみてください。
(1) 音源を聞く(本文を見ないで)
(2) 日本語訳を読む
(3) 英語の本文を音読する
(4) 英語の本文を1回速読で音読する
最初は生徒のレベルや手持ちの時間などに合わせて、よりとっつきやすい方法で導入してみてください。とはいっても、最初にご紹介したプロパーの方法は、殆どの方が驚くほどの効果を実感できます。生徒の「できた!」の実感はモチベーションのアップや、学習の継続にもつながっていきいますので、音読は是非カリキュラムの中に取り入れていただきたい学習方法です。
単語・文法など確実に覚えてもらいたい事項があるときには
単語・熟語・慣用句・文法など、どうしても記憶に定着させたいのもがあるときは、裏技として(9)の単発使いができます。
(9) 速読の音読の時につまずいたところ、まだ頭に入っていないと感じる文章を数文ピックアップし、書き殴りでいいので声に出しながらその分を高速で3回~5回程度書く。
これは音読の学習のときだけでなく、どうしても覚えなくてはならないのに定着しない単語、熟語、慣用句、文法など生徒様が壁にぶつかったときに、ぜひ使ってみてください。音読と、書く、という動作の相乗効果でしっかり記憶に定着させることができます。
最強の音読指導法 まとめ
以上、音読学習の指導方法をご紹介しました。音読の学習効果は、様々な研究でも有効性が確認されています。また1回のレッスン時間内に、リスニング力や流暢さが向上しているのを実感できるので、生徒の達成感とモチベーションが驚くほど上がるのも特徴です。
素晴らしい効果が詰まった音読学習指導を使い、生徒の英語の上達につながりますように。