英語リピート練習の指導法
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英会話ビギンのユキコです。
リピート練習は初心者の生徒さんにとってとても大事な練習で、
しかも回数多くこなさないと効果のでないものです。
にもかかわらず、リピート練習そのものは、結構退屈な作業で、
飽きられやすい練習であることも事実です。
そこで、様々な工夫が必要とされるのですが、
皆さんはどのような工夫をされているでしょうか?
今日は、私が、日頃実践している
様々なリピート練習のパターンをご紹介します。
単調なリピート練習を飽きられずに生徒さんにやってもらうコツは
1.一回一回リピートさせる時のポイントをはっきりさせる。
2.変化をつける
です。
1.リピート時のポイント
次のようなポイントがあります。
A. どこにアクセントがあるか、気を付けさせながらリピートさせる。
(事前にアクセントマークをつけておくとよい)
B. イントネーションに気を付けさせながらリピートさせる。
(これも、事前に上がり下がりの曲線をつけておくとよい)
C. ダイアローグによっては、話している人の感情に気を付けさせながらリピートさせる。
(誘ったけれども、断られて拍子抜けしている。
でも、最後は、またね、と明るく終わっている、など。)
2.変化をつける。
通常のリピートの他に次のようなバリエーションがあります。
A. CDを聞いて、自分では声に出さず、頭の中だけでリピートをする。
(良い発音はよく聞いて、良い発音を観察することから始まりますが、
この点がわかっていない方は多いのです。)
B. リップシンク(口パク)
CDを聞いて、同時に被せて言うのですが、声は出しません。
ネイティヴのスピードに慣れ、イントネーションに慣れるのに効果絶大です。
C. シャドウイング
文節ごとにCDのすぐあとにつけて、言わせます。
D. オーバーラッピング
リップシンクを声にだしてやります。
CDと一緒に、CDの音声にぴったり重なるように、言います。
ここでのポイントは、生徒さん自身の声が大きくならないようにすることです。
生徒さん自身の耳にCDの音声が入ることがポイントとなります。
以上のポイントと変化をつけることを自在に組み合わせ、
さらに、テキストを見てやるのか、
見ずに(これは生徒さんにとってかなり熟練を要する。)やるのかによって
さらにバリエーションが増えます。
このバリエーションの中から、適宜選んで生徒さんにレッスンでやってもらったり、
宿題でやってもらったりすると、
かなり、変化をつけられ、退屈になりがちなリピート練習の大きな効果が期待できます。
是非、試してみてください。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。