講師になるための7つのステップ
- (1)自分がどのようなワークスタイルで働きたいのかイメージする
- (2)募集要項を常にチェックする
- (3)英語力や講師としての適正(ヒューマンスキルなど)に磨きをかける
- (4)可能であれば 身近な人から英語を教えはじめ、経験を積む
- (5)面接を受ける(筆記、口頭面接、デモレッスンなど会社により異なる)
- (6)採用されたら、会社の指定する研修を受ける
- (7)講師としての仕事スタート!
それでは順をおって説明していきます。
(1)自分がどのようなワークスタイルで働きたいのかイメージする
これまでのコラムでお話したとおり、
英会話講師としてフルタイムで働くという選択は現実的には厳しい条件となります。
そこで、講師を目指すあなたは、ご自分の中で条件面の優先順位をつけなくてはなりません。
- 「教えること(ティーチング)」に最もウェイトを置くのか
- 「フルタイムという勤務体系」に最もウェイトを置くのか
教えることのみにウェイトをおきたいのであれば、 正社員という選択肢は譲歩してください。
もし、ティーチングスタッフとして正社員採用された場合でも
レッスン以外の時間では営業や事務に携わらなくてはなりません。
スクール側としてはマネジメントスキルまで求めることもあります。
ティーチングをしたいという理想を持って仕事をはじめたものの、
ティーチング以外の仕事の多さに幻滅し、離職するケースも多いようです。
このことははじめから念頭においておくべきです。
教えることのみにウェイトをおき、パートタイムでも良いという選択肢を選ぶのであれば、
昼間の時間の活用方法を考えましょう。
「やはり英語を活かした仕事につきたい」というのであれば、
貿易事務、英文事務など英語を必要とする仕事はたくさんあります。
定時で終了できる仕事であればその後の時間を純粋にティーチングに使うことができます。
精神的なバランス、時間の使い方のバランスなどを考えると、
週に数時間のティーチングであったとしても、十分にやりがいがあるのではないでしょうか。
そして何より、英語を使ったビジネスの経験は、
今後 英会話講師としてスキルアップをするうえで必ず役立つことになるでしょう。
なぜなら、生徒の中にはビジネスマンの方も多く
講師がビジネスで英語を使った経験があるとティーチングの面でさらに説得力が増すからです。
結果として 生徒からの信頼感が強まります。
ですから、「ティーチングをしたいからフルタイムで英会話講師を探す」という選択肢は少し譲歩して、
「英語を使った仕事として総合的にスキルアップをする」という道を選ぶと、
最終的に英会話講師としてのキャリアアップにもつながります。
(2)募集要項を常にチェックする
英会話スクールの求人はいつ、どこで行われるかわかりません。
通年を通して募集しているスクールもありますが、
一人の先生が出産・結婚などでやめた場合に、突然 急募をかけている場合もあるからです。
ある程度 近隣のスクール情報はこまめにチェックし募集があれば
すぐに応募できるような体制を整えましょう。
また、当サイトでは英会話講師の求人情報を常に配信しています。
(トップページから求人情報ニュースに登録ください)
(3)英語力や講師としての適正(ヒューマンスキルなど)に磨きをかける
働くスタンスをある程度決め、募集要項を常にチェックする習慣をつけたら
あとはできるだけご自身の英語力と講師としての適正に磨きをかけることです。
必要なスキルは
●必要な英語力
●講師としての適正(レッスンの行い方)
●講師としての適正(ニューマンスキル)
の欄を参考にしてください。
自分の英語力は基準をクリアしているし問題ない、という人でも
「自分が理解している」ことと「人にわかりやすく教えられる」ということは全くの別物です。
面接で考慮されるのは「人にわかりやすく教えることができるかどうか」です。
自分の英語力に満足せず、初心者の立場にたって
英語をもう一度見つめなおしてみましょう。
次回は「講師になるための7つのステップ」後半をお伝えしていきます。
大人気!英会話講師の採用記事シリーズ一覧
- 1. 採用される人材とは〜講師としての適正(ヒューマンスキル)
- 2. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)前編
- 3. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)中編
- 4. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)後編
- 5. 採用に必要な英語力はどれくらいか
- 6. 経験がなくても講師になれるのか
- 7. 給料の相場
- 8. パートタイム英会話講師
- 9. 講師になるための7つのステップ(1-3)
- 10. 講師になるための7つのステップ(4-7)
- 11. 英会話講師の勘違い1
- 12. 英会話講師の勘違い2
- 13. 英会話講師の勘違い3