講師になるための7つのステップ
(4)可能であれば 身近な人から英語を教えはじめ、経験を積む
条件面でぴったりの仕事が見つかり、いざ面接!
でも、実は英会話講師の面接は、予想以上に「実践スキル」が厳しく審査される場でもあります。
突然、課題を提示されデモレッスンをしなくてはならないことも。
そんなときに自信を持って対応するには、面接前からできる限り、実践の場を踏んでおくことです。
「そうはいっても教えた経験がない。」
「どうやって教えていいかわからない。」
だからといって、あなたは英語を教えることができないのでしょうか。
それは「はじめないこと」への言い訳にすぎません。
初心者の立場にたって「わかりやすく」「楽しく」教えるにはどうすれば良いか?
そんな視点で考えてみれば、メソッドを習っていなくても英語を教え始めることができるはずです。
周りに「英語を習いたい」といっている方はいませんか?
「自分は教えた経験がないのにお金を取るのは申し訳ない」
と考えるのであれば、まずはボランティアとして英語を教えてみてはいかがでしょうか。
プライベートレッスンなら、教えた経験よりもむしろ、
- 「生徒のレベル・ニーズ・性格を把握すること」
- 「人間関係を築くこと」
- 「話しやすい雰囲気作りを行うこと」
- 「熱意を持って接すること」
のほうが大事です。
多少の経験不足・知識不足は問題ありません。
失敗を恐れるよりも、まずは一歩を踏み出しましょう!
「では、ティーチングの教材は何を使えばいい?」
本屋さんに行って、数冊 本を購入してみましょう。
副教材は、100円ショップに使える道具がたくさん売っています。
「教えはじめてみる」ことに大きなリスクはないはずです。
一通りの文法事項を教えた経験があれば、
面接でのとっさのデモレッスンにも落ち着いて自分の良さを発揮できることでしょう。
(5)募集要項の条件があう会社があれば応募してみる
英会話スクール、教室の講師募集要項は常にチェックし、
条件のあうスクールがあればすぐに応募してみましょう。
(その間も、ご自身の英語力・指導力に磨きをかけることを忘れずに。)
応募方法は、
- (1)オンラインでフォーム(履歴書)提出
- (2)履歴書郵送
- (3)履歴書FAX
- (4)まずは電話で問い合わせ
などスクールによって異なりますので、指示に従い手続きを行いましょう。
(6)面接を受ける(筆記、口頭面接、デモレッスンなど会社により異なる)
面接の流れ・手順もスクールによって異なります。
ほとんどのスクールがまず筆記、その後 面接での口頭質問、デモレッスンなどになります。
正社員採用の場合、営業を行う可能性もあるので、
「英会話スクールに入りたいという生徒に対して、カウンセリングを行ってみてください」という課題が
その場で出されることもあります。
どんな課題が出ても落ち着いて!
大事なことは 「上から目線ではなく、常に生徒の視線・立場にたって的確な、無駄のない話ができるかどうか」 です。
「この先生なら信頼できる!」
「この先生についていけば私も上達できるかもしれない」
という気持ちに生徒がなれるよう、落ち着いて かつ 必要な場合は論理的に、
そして感情も入れながら 話をするようにしましょう。
そして、「謙虚さ」「柔軟さ」「寛容さ」という点も大事です。
経験が豊富だからと自分の主張ばかりを行うのではなく、
スクールの方針をよく研究し、その経営理念にそって柔軟に対応できるという姿勢と共感を伝えることです。
(7)講師としての仕事スタート!
面接に合格したら、会社によっては研修がはじまります。
そしていよいよ待ちに待った、講師としてのお仕事がはじまります!
最初はレッスンプランの作成、教材の製作など1時間のレッスンに対し、
準備の時間のほうが長くかかってしまうかもしれません。
でも、担当生徒が英語を楽しく学んでいる姿を見て
英語を教えることの楽しさを先生も感じていただけると思いますよ。
大人気!英会話講師の採用記事シリーズ一覧
- 1. 採用される人材とは〜講師としての適正(ヒューマンスキル)
- 2. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)前編
- 3. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)中編
- 4. 採用される人材とは〜講師としての適正(レッスンの行い方)後編
- 5. 採用に必要な英語力はどれくらいか
- 6. 経験がなくても講師になれるのか
- 7. 給料の相場
- 8. パートタイム英会話講師
- 9. 講師になるための7つのステップ(1-3)
- 10. 講師になるための7つのステップ(4-7)
- 11. 英会話講師の勘違い1
- 12. 英会話講師の勘違い2
- 13. 英会話講師の勘違い3